アファーム/マルチプレックスにできること ①ニキビあとの治療 |
ニキビは、皮脂が外に正常に分泌されず、皮膚内あるいは皮膚の下にたまる状態、つまり白ニキビや黒ニキビの状態がニキビの始まりです。皮膚の中に存在するアクネ菌は皮脂が多い状態でどんどん繁殖し,皮脂が多く溜まってくると異物とみなされ、ブドウ球菌などの強毒菌が繁殖し、腫れて赤く化膿した状態になり、痛みを伴うこともあります。この状態が長く続くと皮膚の組織そのものがダメージをうけます。ダメージが深く真皮中層まで及ぶと不可逆的な傷痕として肌表面にキズが残ってしまいます。これがニキビ痕です。
こんな赤ニキビはにきびあとになる可能性が大です!
ただし、一般的には炎症後の赤みや色素沈着も、ニキビあとと呼ぶこともありますが、これらの治療は、前述の皮膚の凹凸の治療とは分けて考える必要があります。
凸凹のニキビ痕の治療
ここでは、これまで最も治療が困難であった凸凹のニキビ痕の治療について説明します。以前は、ケミカルピーリング、各種レーザー、カーボンピール(レーザーピーリング)、トレチノインなどの軟膏治療が試みられてきました。それぞれに一長一短はありますが、皮膚の凹凸を効果的に、しかも少ないダウンタイムで治す方法はなかったかもしれません。
アファームはフラクショナルレーザーのひとつで、1cm四方に1200個の穴をあけます。穴をあけると同時に、その周囲を刺激します。穴の深さは300μmで真皮の上層部までです。穴は周囲の健常な皮膚から再生され新しい皮膚となります。同時に、刺激を受けた繊維芽細胞がコラーゲンやエラスチンを作り皮膚を活性化させます。1回の治療で20%程度の皮膚細胞が再生されますので,5−6回の治療を続けることでほとんどの皮膚が生まれ変わります。この一連の治療により、凹凸のニキビ痕を再生させるのが、アファームによるレーザー治療です。
(こんなイメージです・・・)
ピーリングやカーボンピール、ポラリスやサーマクールなどの治療を行っても効果が十分でなかったこれまでの症例にアファームで治療を行ってみると、ほとんどの例に約50−90%の改善効果がみられます。1回目の治療後よりにきびあと目立たなくなってきたこと実感される患者様も多いです。
アファーム/アファームマルチプレックスは、しみ,しわ,たるみ,毛穴の開きなどのphoto aging skin(光老化)の治療を目的に開発されましたが、その皮膚の再生作用を利用したニキビ痕の治療が期待されています。
必ずしも100%の治療効果を保証するものではありませんが、改善率はこれまでの他の治療法と比較して、かなり効果的と言えます。
症例です。5回治療を行いました。徐々に肌質が改善することを実感され,現在も月1回の治療を続けられています。
1回の治療費の目安:頬31500円,額31500円 こめかみ21000円,アゴライン21000円,鼻15750円,治療回数は5回程度は必要です。
カウンセリング時に詳しくお話いたします。