今年はプラズマが新しい |
明けましておめでとうございます。
休み中は、体を思い切り動かしてリフレッシュ。
今シーズンも北海道で雪と戯れてきました。
今年も始動です。
はじめは、プラズマについての情報から。
実際日本に導入されているプラズマは、未だに2−3台とか。
とても良い治療器なのに、プラズマに関する情報がほとんど無いのが現状。
Rhytecという会社が作り、製品はPortrait Plasma®といいます。
レーザーやIPLなどの光治療器ではなく、RFや赤外線でもありません。
これまで、皮膚の治療器に用いられてきたエネルギー源とは全く異なる、
新たなエネルギー源として登場した「プラズマ」です。
「プラズマ」っていわれてもあまりぴんとこないかもしれません。
概念としてはプラズマTVのプラズマと同じです。
ただし、こちらは窒素ガスのプラズマです。
それでは、「プラズマ」から詳しく説明していきます。
◎プラズマとは?
プラズマTVなどでお馴染みのプラズマって何か。
基本的に、物質は温度の上昇とともに、固体、液体、気体と変化する。と同時に分子の動きは活発になる。気体の状態の物質にさらにエネルギーを与えると、電子が原子から電離しイオン化する。この状態をプラズマという。プラズマは気体の状態に比べて、はるかに活性化され、高いエネルギーを持つ。
固体 : 分子は結合し、分子に動きは無い。
液体 : 分子の動きはゆったり
気体 : 分子の動きは活発
プラズマ : 気体に比べ、飛躍的に活性化された状態。電子、原子、分子などの動きは非常に活性化されている。
◎Portrait Plasma® ( Plasma Skin Regeneration )に使われているプラズマは?
Portrait Plasma®に使われているのは、窒素分子のプラズマです。
窒素ガスに超高周波をあて、活性化したプラズマをつくり、それを皮膚にあてます。プラズマのエネルギーは、皮膚の中の水分を介して深部へと伝わります。
◎ プラズマが伝わると、皮膚はどう変化するの?
設定エネルギーにより、プラズマの到達する深さは変わります。
弱いエネルギーで治療すれば、浅く、強いエネルギーでは深く入ります。
主なレーザーは、色素や水分に反応しそこで発熱するため、組織の損傷がおこる。簡単に言うと、皮膚表面がダメージを受け、創傷治癒のためのダウンタイムが長くなり、組織のダメージによる色素沈着などのリスクが増える。
一方、プラズマは皮膚表面の組織損傷が少ないため、表皮はそのまま残り、自然の被覆材となり、創傷治癒に重要な成長因子などの漏出もなく。深部で新しい皮膚が素早く再生されます。また、プラズマは色素や水分に吸収されないため、効率よくエネルギーを深部へと伝達できる。少ないエネルギーで効率よく治療できる。すなわち、レーザーと比較して少ない副作用で、高い治療効果を期待できる。また、組織内での治療効果は治療後1年以上たっても続くと報告されている。
◎ プラズマは何に効くの?
プラズマの効果は、治療部位の皮膚を新しくし、健康な状態にすることです。
○紫外線や加齢による皮膚ダメージの改善
しわ・たるみ、シミ・くすみを同時に改善できます。
○ニキビ痕
ニキビ痕の治療は、2−3回に分けて行います。効果は抜群と言っていいでしょう。
○ニキビそのもの
一般的なニキビの治療はもちろん、集族性ニキビ、膿疱性ニキビにも画期的な効果があま
す。いろいろな治療を試してきたけど、効果がない、あるいはニキビ癖のついた皮膚を根本的
に変えたい方には最適です。
○毛穴の開き
毛穴の引き締め効果は顕著で、これまでのどの治療よりも優れています。
○素肌力の改善、皮膚の質感の改善
トラブルのある肌は、角質の不整、皮膚の水分量低下、コラーゲン量の低下などいろいろな
問題を抱えています。プラズマにより皮膚を再生させることにより、健康でみずみずしく・弾力
のある・柔らかな素肌となります。
○妊娠線・ストレッチマーク
皮膚を再生する作用を利用して、妊娠線やストレッチマークを治療します。
中くらいまでのエネルギーで3−5回の治療が必要です。
○傷跡
赤く盛り上がった傷跡や白く光った傷跡の治療が可能です。
ニキビ痕 治療前
ニキビ痕 治療後
頑固なニキビ 治療前
頑固なニキビ 治療後
◎ プラズマ治療後の経過は?
エネルギーの設定により異なります。
◎ 超低出力
わずかな赤みが残る程度です。保湿をしっかり、日常生活の制限はありません。
◎ 低出力
治療後1−3日間、ところどころに赤みがあります。保湿を続け3−4日で初期の変化を実感できます。
◎ 中出力
治療後やや強めの赤みが2−3日、その後皮膚表面がこわばった感じになり、4日目に表面の古い皮膚がおちて、新たな皮膚にかわります。保湿は必須。
◎ 高出力
3−5日間の赤みが続きます、皮膚が生まれ変わるまで6−10日間程度です。
◎ プラズマの治療回数とエネルギー設定の相関は?
1回の高出力の治療であられる結果を基本にすると、中出力では2−3回、低出力では4−5回、超低出力では6−7回程度の治療が必要です。
◎ プラズマは痛いの?
プラズマを皮膚に効率よく伝達するために、皮膚の保湿をかねて麻酔クリームを塗布しますので、痛みはありません。
◎ プラズマ治療のながれ
洗顔 - 麻酔クリーム塗布 - プラズマ治療 - クーリング - 保湿パック
約1時間の治療です。
◎ プラズマ治療後のケア
治療後8時間は、洗顔入浴は避けてください。
プラズマ治療後には、皮膚表面が徐々に乾燥してきます。保湿を十分に行うことが大切です。処方するローション、軟膏を指示通りに塗布してください。
表面の古い組織が自然にはがれ落ちるまで、続けてください。組織を無理にはがすことは、避けてください。自然な創傷治癒を妨げ、色素沈着などのトラブルの原因になります。
◎ プラズマの治療間隔
高出力の場合は、1−2年に1回。その他は、1ヶ月間隔で治療を行う。
メンテナンス治療は低出力の場合は、6か月−1年に1回程度が目安です。
今後もプラズマによる効果を詳しく説明します。
ご期待ください。